作詞・作曲はマーシー。1987年に発売された1stアルバム『THE BLUE HEARTS』に収められた一曲であり、同アルバム内唯一のバラード。
僕のこの曲の思い出はとにかくその強烈なフレーズにある。
「――大好きです。ごめんなさい、神様より好きです!」
このフレーズは当時中学生だった僕の胸にずばっと突き刺さった。そして、それは僕だけではなかったのである。
当時、レコードに代わりCDが出はじめの頃だった思う。でも、中学生だった僕がCDを購入出来るわけもなく、近所のツタヤに入ってブルーハーツの作品をレンタル。そのCDアルバムをテープにダビングするという方法で好きなアーティストの楽曲を楽しんでいた。
中でも一番のお気に入りだったブルーハーツのアルバムは、メタルテープというテープの中で最も高価な物にダビングをしていた。色は金色だった。
そして、このフレーズが入った曲『君のため』が中でも一番のお気に入りだったのだ。もちろん、僕の部屋ではヘヴィローテーションな一曲だった。
ブルーハーツが流行っていた当時、僕は地区にある集会所に集まってはクリマスパーティーや運動会の打ち上げ等を年に数回仲間と催していた。中学生の頃である。
その目的はあまり大きな声では言えないが、酒やたばこといった背伸びした遊びをすると共に、ただ気心の知れた仲間と何時間も一緒にいたかっただけ。
当然、恋に発展するような関係に男子と女子が仲良くなることもあった。僕らの行動はいつもこうだった。近所のスーパーで酒とお菓子を購入。大型のスーパーが酒を売ってくれない時には個人店の酒屋で購入した。
そして、持ち寄ったお菓子や酒を飲み食いしながらただ何時間もだらだらといるだけ。だが、そのだらだらの横にはいつもラジカセが置いてあった。そして、そのラジカセからは当時解散したボーイにかわり僕らの心を捉えていたバンド、ブルーハーツの曲が流れていたのである。そして「好きです」のフレーズがながれる度に
「好きです!!」
なんて、マジに好きな女子に向かって告白をしている男子もいた。今考えると思いっきり背伸びをした子どものアホな行動なのだが、こうして文章を書いていると自然と口元が緩み笑顔になる。本当に青春時代のいい思い出である。
だからこそ「僕の青春時代はブルーハーツと共にあった」と声を大にして言えるのだ。