ブルーハーツ解散の1995年に結成されたハイロウズ。メンバーはマーシー、ヒロト、調先人、大島賢治、白井幹夫の5人であり、この内調先人を除く4人がブルーハーツ関係者なので、音的にはブルーハーツそのものである。
もちろん、作詞・作曲も今までどおりマーシーとヒロトの2人が担当していることは言うまでもない。
結成当初は学園祭を中心に活動していたということで、ブルーハーツのどんぴしゃ世代である大学生が熱狂したことは、当然といえば当然である。
ただ、僕はやはりデビュー当時のブルーハーツの音が好きであるということで、それほどハイロウズの音は聴かなかった。ただ、デビュー曲である『ミサイルマン』はいきなりテレビとのタイアップ曲だったので耳の奥に残っている。
その後かなりの数の曲がCMソングであったりテレビ番組のテーマ曲であったりと、ビジネス的にもハイロウズが成功の道を歩んでいったことが伺えるが、その辺りのことがマーシーとヒロトが事務所を設立したからかどうなのかはわからない。
ただ1つ言えることは、2人のパンク魂はバンド名が代わったって少しも変わりはしないということだ。そのことはライブを見れば一目瞭然である。
マーシーとヒロトの2人にとって10年というのはバンドの寿命なのだろうか。それとも、世のなかのバンドの平均寿命であるのか。いずれにせよ、ハイロウズもブルーハーツと同じく10年という節目の期間で解散を迎える。
そして解散の理由もブルーハーツと同じような理由だった。ヒロト曰く「バンドにパワーがなくなったから」だそう。つまり、いい音が出せなくなったということであった。
世界中のどんなにビッグネームで素晴らしい楽曲を奏でるバンドもそうであると僕は思うが、やはり第一線の音を出し続けるというのは相当なパワーや努力・労力を必要とするのだろう。そこにはパンク魂だけでは続かない何かがあることは間違いない。
だからこそ、少しずつ音とメンバーを変えてアーティストは生きながらえていくんだ。
なので、僕はバンドの解散・結成はパワフルなバンドであればあるほど当然の流れだと思っている。